小説の構成

「何かを表現したい」というのが決まった後は、それを「どう表現するか」という工程に移ります。
すると、小説を構成する部品のどこを弄るべきなのか、という問題が浮上します。
この章では、「はじめに」でも少し紹介した小説の構造について、いくつかの見方を示していきます。

ちなみに当然ですが、広い範囲(章とか)を変える方が、狭い範囲(語句とか)を変えるよりも影響が大きいです。
また、表面的な部分の変化は目立ちやすいですし、裏方的な部分の変化はそれとなく匂わせるような感じです。

全体的に

• 縦
  • 意味・形式
    意味(テーマなど)を表現するため、形式(文体)を調節する。
  • 文字情報・図情報
    人間がものを見て認知する際、図⇔文字⇔記憶と間接的にやるか、図⇔記憶と直接やるかの違い。
• 横
  • 物語・人物・舞台
  • 心理・行動・状況

形式について

• 縦
  • 文章・章・段落・文・語句
• 横
  • 会話文・地の文

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意味について

• 縦
  • 物語・エピソード・シーン・描写/説明
• 横
  • 登場人物・舞台・ストーリー
  • 心情・客観的状態・場・用語説明

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